nylaxのブログby小山啓司

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【インバウンド】SNSで見る日本の人気観光地分析

SNSで見る日本の人気観光地分析

■6万人超がSNSで体験シェア

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 「爆買い」などで話題の訪日客は昨年だけで1974万人に達した。訪日客は滞在中、盛んに短文投稿サイト「ツイッター」や、中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」に投稿。海外体験を友人らと積極的にシェアするのが最近のトレンドだ。

 投稿に書かれた本音を知るチャンスとしてSNSに着目したITベンチャー「ナイトレイ」とマーケティング調査「RJCリサーチ」(いずれも東京)が、昨年10月~12月の訪日客のうち、約63000人の投稿約28万件を収集、分析した。

 ツイートの数だけでなく位置情報と画像の有無も見てスコア化し、情報量の高い順に並べた。それが別掲のランキングだ。

 ■「太陽が輝いているマウント富士」

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 上位には富士山、USJ、ディズニー、清水寺…と日本人の間でもおなじみのスポットが勢ぞろい。特に富士山は「美しい、言いようのない素晴らしさ」「太陽が輝いている、マウント富士」などと画像付きでつぶやかれており、雄大な自然美を称賛する気持ちは世界共通であることが見て取れる。

 20位までのランキングを見渡したところ、東京タワーや六本木ヒルズなどランドマーク的建築物、親子で楽しめるテーマパーク、京都の神社仏閣などが目立って人気のようだ。

 だが、いわゆるゴールデンルートに当たる首都圏と近畿圏の観光地ばかりが目立ち、広がりが見られない。ゴールデンルート以外で唯一ランク入りしたのは沖縄美ら海水族館(18位)など沖縄関連2カ所だけだった。

 ■観光地と化した「渋谷交差点」

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 ところで、今回調査対象になったSNSへの投稿を国籍別でみると、中国が77%を占めて最大勢力。タイ、台湾、米国、香港、韓国なども含まれるが、ランキング結果は中国人の好みを強く反映している。

 そうした中、中国に偏らずさまざまな国籍の人から満遍なく書き込みがあり、いわば“万国共通”の人気を集めたのが「渋谷スクランブル交差点」(15位)だ。

 投稿では、「渋谷交差点の狂気」「世界で最も忙しい交差点」「斜め横断」などと書かれ、交差点をバックにした自撮り写真(セルフィー)付きも。もはや“観光地”と化しているのだ。

 日本人からみれば単なる「交差点」でも、多いときで3千人が一斉に道路を渡り切る様子がよほど珍しいとみえる。一部のツアー・ルートにも組み込まれ、付近ではしばしば自撮り棒を持って撮影を楽しむ外国人の姿が見られる。

 ■北海道は「雪」で人気

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 ちなみに今回は、雪になじみのない外国人らの人気を集める北海道限定の観光スポットも調査された。結果は1位札幌▽2位小樽▽3位登別-で、「雪が体感できることが人気の秘密だろう」(リサーチ担当者)。興味深いところでは「映画の『チャーリーとチョコレート工場』を連想させる」として「白い恋人パーク」が注目を集めた。

 ■中国人には珍しくない“混雑交差点”

 訪日中国人旅行客の動向に詳しい識者はランキングをどうみるか。

 中国市場戦略研究所代表の徐向東・多摩大学大学院客員教授マーケティング)は「中国人観光客が定番の観光地に集まるのは、地方にも面白い所があるという情報が届いていないためだ。宿泊施設もいろいろあるのに新宿や池袋に集中しがちだ」と話す。

 「渋谷の交差点が中国人にとって不人気なのは上海や北京にも同じような大規模交差点があり、別に珍しくないからだ。まだまだ知られていない観光地のリアルな体験が口コミで伝わっていけば中国人観光客の行き先ももっと変わるだろう」と見通しを語った。

 

news.yahoo.co.jp

 

 written by小山 啓司

 nylax bx 小山啓司 (@nylax10) | Twitter

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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